四人姉弟の末っ子の長男の我が家の息子。
息子は、高校生の頃ほとんど勉強をしていなかった。
自転車のBMXという曲芸的な乗り方をするものに夢中になっていて、
夜遅くまで、駐車場で自転車の練習をしていた。
大学なんて、行っても意味ないと思っていたようだし、
親が行けというから、適当に大学に行くカッコウをしていただけで、
まして勉強する気なんか全然なかった。
自転車屋さんになりたい・・・・なんて、
幼稚園の園児みたいなことも言っていた。
それなのに妙に自信だけはあって、
自分はどうやってでも生きていけるんだと思っていたようだ。
四年前、本人は大学を止めると言っていたのに、
私が勝手に休学届けを出して、
猶予期間を作った。
休学届けを出しに行った日、
桜の花びらがまい散る大学の構内を歩くと、
普通に学生生活をしている学生達がいる。
なぜうちの息子はこんなあたりまえのことが出来ないのだろうと思った。
大学生活ほど、自由で楽しいものはないのだから、
なぜその優雅な地位?を適当に確保しないのだろう。
なぜ要領よく、大学生を演じ?られないのだろう・・・・
休学している間、息子は家から出て行っていたので、
私は心を鬼にして、一銭の仕送りもしなかった。
家賃も食費も送らなかった。
一年後、義父の死をきっかけに、息子は我が家に帰って来て、
大学に復学した。
今度こそ大学生として、
普通に通学してくれるだろうと思っていたら、
やっぱり息子は大学に行っていなかったことがわかった。
大学に行くふりをして、何処に行っていたのだろう。
問い詰めると、息子は今度こそ、大学を中退するといった。
その日のうちに、髪を真っ黒に染めてきた。
本人は就職をするつもりだったようだ。
親子で一晩話し合った結果、
大学は中退し、希望の学部を受験することを選んだ。
それはずっと親として、心から望んでいた学部だった。
去年、友達は社会人一年生なのに、息子は受験浪人だった。
そして、晴れて合格通知が来た。
遠回りしたけれど、
息子は五年遅れの大学一年生になることになった。
2008.03.16 (12:30) |
日々雑感 |
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